破産の相談に来たら小規模個人再生手続きになった事例

「相談前状況」

 勤めていた会社が倒産してしまったOさん。倒産から遡ること1年の間に給料の遅れる月が何回かあったため、借入をして生活費として利用していました。さらに妻との間に子供も生まれていましたが、当然妻は働くことが出来ず、借入ばかりが先行しました。住宅ローンを支払うため、また生活費のため借入額は増えていきました。その額は住宅ローンで1300万円、その他無担保ローン、いわゆるキャッシングで7社800万円あり、現状では到底支払える金額ではありませんでした。

「解決方法」

 当事務所に相談に来た時の状況は、再就職がきまり、しかも給料も比較的よい方でした。住宅を手放したくないという要望と、妻も子供を保育園にあずけて働くことが出来ることから、家計的に余裕ができるということで、小規模個人再生を選択しました。

「解決後状況」

 800万円あった無担保ローンは5分の1の160万円になりました。これを3年かけて支払っていきます。月額返済は4万5千円になりますが、住宅は手放さなくて済むし、支払額は半分になりました。引越をしなくていいので近所の人や親に説明もすることなく済んだのが大きかったとのことですが、なにより支払いが随分楽になり、大変助かりましたとのことでした。

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