借金が重なり、12社335万円の借金の後、自己破産をした事例
「相談前状況」
MTさん(男性)は平成10年に結婚し、生活していました。結婚当初から月の小遣いは2万円と決められており、仕事の付き合いや遊興費が重なるとどうしても足りず、両親や友人から少しずつ借りる生活をしていました。
平成15年ころに妻と不仲になり始めると、家に帰らない日々や外食が増え、親から借りるお金が増えました。ところが母が平成19年に亡くなり、父から葬儀代等で必要だから今まで貸したお金を返してほしいと言われました。
そこで消費者金融から50万円をかり、父親へ返済しました。一度借りてしまうと「消費者金融からお金を借りる」ことに抵抗がなくなりました。小遣いが足らない時、まさしくお財布代わりに借り入れました。
平成21年に妻と離婚。
3人の子供の養育費支払いも消費者金融からの借り入れを加速しました。
「解決方法」
当事務所へ相談に来た時は12社335万円の借金となっていました。
家もなく、車も10年乗っている車だったので、資産価値なしと判断しました。
破産に対するメリット・デメリットを説明し、今後の生活の再スタートとして自己破産手続きをお薦めしますと伝えたところ、方針にご納得いただきました。
「解決後状況」
自己破産手続き後、支払いに頭を悩ませる事無く、晴れ晴れした表情で当事務所へやってきて、お礼の言葉をいただきました。
家計の見直しも同時に進めましたので、収入の範囲内で支出は抑えられています。
今では浪費はせず、きちんと養育費の支払いをしているとのことでした。