7社336万円の後、自己破産申請を行い、生活再建できた事例

「相談前状況」

YTさん(女性)の夫はトラック運転手でした。平成20年に夫が軽トラックによる運送業を独立してしないかと知人に持ちかけられたのをきっかけに独立しました。
軽トラックによる運送を斡旋する会社と契約をし、軽貨物乗用車配送をするというものでした。軽トラックを買い、会社と契約をすれば仕事を回してもらえ、多額の売上があるとのことでした。
契約で30万円、軽自動車購入で150万円支払ったにもかかわらず、仕事はほとんど斡旋されませんでした。2年を待たずに廃業し、2年間夫の収入は一切ないに等しく、YTさんの収入だけでやりくりしましていました。

しかしやりくりにも限界があります。
平成21年消費者金融からとうとうお金を借り入れました。

夫は平成23年再びトラックの運転手として働き始めました。
手取りは23万円ありましたが、すでに娘の大学の入学金等で借り入れが膨らんでおり、返済が追いついていませんでした。

「解決方法」

当事務所へ相談に来られた時はすでに、7社336万円の借金になっていました。
夫名義の借金は少なく、ほとんどは妻であるYTさん名義でしたので、夫は任意整理、YTさんはおもだった資産もなく、自己破産手続きを進めることになりました。

「解決後状況」

家計の見直しも同時にしました。
手取りが夫だけで23万円、妻8万円あったため、借金の支払さえなくなれば、比較的容易に家計は改善されました。

ずっと支払いのことばかり考えていたというYTさんは、手続き後、家族が笑顔で食事できるひと時が一番幸せだ、借金で頭を悩ませるなら本当に早く相談に来ればよかった、とおっしゃっていました。

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