多重債務で10社550万円、体調を崩し働けなくなった為、自己破産をしたケース

「相談前状況」

SMさん(女性)はまだ若く、30歳でした。21歳の時に、エステの業者に勧められるがままに50万円のローンを組みました。組んだものの、学生であり、夜に飲食店等でアルバイトをしながら支払っていました。

卒業後、エステティシャンとして働き始めましたが、当初給料は安く、生活費は足りませんでした。プロミスから電話で5万円借り入れました。軽い気持ちでしたが、その後商品を買ったり、社員旅行による出費があったり、事あるごとに借り入れをしました。支払いのため夜も働くことになりました。

支出の大きな割合を占める家賃を工夫しようと、同僚と共同で広めのアパートを借りましたが、友人が結婚し出て行くことになり、家賃を一人で支払うことになりました。すぐに引っ越しするような費用はなく、高いままの家賃を支払い、さらに借り入れ・返済を繰り返しました。しかし夜も働いていたため体調を崩し、支払いができない状態になりました。

「解決方法」

 当事務所へ来られた時は、10社550万円になっていました。家や車といった資産的なものは何もありませんでした。

ただ体調を崩していることが、今後の生活の心配では有りましたが、破産手続きの方針で行くことにしました。

「解決後状況」

 借金がなくなったことが原因かどうかわかりませんが、体調は徐々に回復していき、最後は職場に復帰しました。まだ若いので、いくらでもやり直せると、笑顔で送り出させていただきました。

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